こんにちは、じゃおです。
パート4は、登場人物が複数出てくるパート3と違い、一人のスピーカーだけが登場するパートとなります。
スピーカーが淡々と話す内容を聞き取り、英文で書かれた問い・選択肢から一番適したものを選ぶ形式です。
一見、一人の話を聞くだけでいいので解きやすそうですが、複数でのコミュニケーションがない為、会話のやりとりやその場の雰囲気からイメージして解答を導くことが難しくなります。
また、リスニングセクションの中で一番最後となり、集中力も途切れやすくなっているので、油断は禁物です。
しっかりと対策して自信をもって気持ちよくリーディングセクションに進めるようにしましょう!
これまでの経験から、私が良かったと思う勉強法と解き方のコツをお伝えします。
まず結論です。
オススメの勉強法
倍速で解く
リスニングパートはすべて倍速を推奨します。
普段から倍速で聞くことで、本番の音声がゆっくりと聞こえ明らかに聞き取りやすくなります。
早すぎず、遅すぎずの1.2倍速が個人的にはオススメです。
公式問題集を徹底的にやりこむ
TOEICのリスニングにおいて必須の問題集が「公式問題集」です。
色々と試してきましたが、難しすぎず簡単過ぎないレベルの公式問題集が一番効率的だと感じました。
ここもパート3と同じく、解く→復習→身に付けるの繰り返しとなります。
勉強方法については以下の通りです。
①一度解く
②もう一度解く
※この時先読みから始める
例えば77-79の問題を復習する場合、74-76の設問が読まれる音声を流して77-79の先読みをするところから復習スタート
③聞き取れない(分からない)箇所にマーカーを付ける
解説を開いて目を瞑りながら音声を再度流し、聞き取れない(分からない)箇所があればそこで音声を止め、その部分にマーカーを付けておく
④もう一度聞く
英文を見て、③のマーカー部分を注意しながら聞く
⑤日本語訳を読む
⑥一人で読む
解説の英文を見ながら一人で読んでみる(声は出しても出さなくてもOK)
⑦音声に重ねて読む
音声を聞きながら自分も重ねて声に出して読んでみる(出せない場合は心の中で読んでOK)
⑧選択肢を確認する
選択肢の英文・日本語訳を読み、分からない箇所にはマーカーを付けて覚える
⑨解説下にある「Word&Phrases」もすべて読む
⑩最後にもう一度聞く
ここまでが一連の流れとなります。
私はここまでやっても聞き取れない箇所があればまた何度も同じ作業を繰り返し行いました。
同じ音声を何度も聞くのは大変ですし飽きてきますが、私はリスニングはやればやるほど力は付いてくると実感しています。
そして、いつの間にか「あれ、分かる」というタイミングが来て、本番でも問題を解くのが楽しくなりますので、是非地道に続けて頂ければと思います。
解き方のコツ
先読みする
まず、先読みとは、問題文が読まれている間に次の問題文を先に読んでおくことを示します。
先読みをする・しない派の方がいらっしゃると思います。
しかし私個人的には先読みした方が点数は伸びることを実感しました。
特に初心者の方は英語を一度聞いてすぐに読んで理解する速さが追いつかないので、先に問題を読むことは必要になるかと思います。
そこで、私がどのように先読みをしていたのか説明します。
先読みの時間配分
例えばパート4の80-82を解く場合、私は下記の時間配分で先読みを行います。
①77の問題文が読まれている間に80の問題文を先読み
②78の問題文が読まれている間に81の問題文を先読み
③79の問題文が読まれている間に82の問題文を先読み
④「Questions 80 through 82 refer to the following ・・・」と流れる間に再度80の問題を先読み
私の場合、まんべんなく全て先読みしたいので、上記のように一つの問題文が読まれている間に一つの問題を先読みします。
80の先読みは、前の問題の答えをマークシートに書き込む時間でとられていて十分に出来ていないと思われるので、「Questions 80 through 82~」の間にもう一度戻ってまた80の問題文を先読みします。
最初が解ければ、次の問題もスムーズにいく可能性が高いので、最初の一問だけでも絶対に解くぞ!という意気込みで先読みをしっかり行います。
状況のイメージ
先読みをする上で、文字を読むだけでなく状況を映像でイメージングしておくと、より答えやすくなることを実感しました。
まず、part4は最初にお伝えした通り、登場人物が一人となります。
ここで注意していただきたいのが、パート3からパート4を解くモードに素早く切り替えることとなります。
私はよくパート4に入る時に話し手が一人なのをつい忘れてしまい、つまづいてしまうことがよくありました。
これは非常にもったいないと感じますので、パート4のDirectionsが読まれる間に是非「次からのスピ―カーは一人!」モードに切り替えてください。
また、パート4ではのよくあるパターンがあり、ざっくり分けると下記4つになります。
会議やラジオ、電話などのパターンが多いイメージです。
しかしこれはあくまで個人的に感じた一例ですので、まずは一人の話し手(speaker)が聴衆(listener)に話す状況だということを認識しておけばOKです。
親切にもパート4の問題文が読まれる前に「Questions 80 through 82 refer to the following ・・・」と「・・・」の部分でも説明してくれています。
次の問題のイメージにつなげられるヒントとなりますので、是非ここで聞き取ってみてください。
仮に「Questions 80 through 82 refer to the following telephone message」と言われたら、すぐさま電話をもつ人を想像し、何を電話で伝えるのか聞き取る態勢を整えておきましょう。
次に、問題の例を出します。
Who most likely is the speaker?
A: A librarian.
B: A filmmaker.
C: A journalist.
D: A photographer.
こちらを日本語訳をすると
話し手は誰だと考えられますか?
A:司書
B:映像製作者
C:ジャーナリスト
D:写真家
となります。もちろん日本語の文字に変換するのも良いですが、イメージした映像を問題文の横に持ってくることで、私は状況をより簡潔に分かりやすく把握できるようになりました。
こうすると、話し手が何者かぼんやりと浮かべることができます。
この状態でリスニングすると、なにかしらイメージと関連のある単語を拾い、解答につなげられることが増えました。
最初はうまくイメージできないかもしれませんが、何度もやっていくうちに段々慣れてくるので是非試してみてください。
以上、オススメの勉強法とコツでした。
参考になれば幸いです。